帰ってきたブログ生活(2nd)

昔→PMDD闘病記 今→書きたいこと何でも書く雑記ブログ

爽快アクションゲーム バイオハザード6

コロナ禍に入り最初の緊急事態宣言が発令されたころにswitchでセールしていて購入した。あまりにも従来のバイオハザードとかけ離れすぎて賛否両論がものすごく分かれる評価の低いタイトルだけど、銃で敵を撃ち体術をしかけ前後左右に移動できるアクション性の高いゲームは当時の私のストレス解消法だった。この世のすべてにキレていたので外出せず家にいるのが褒められた頃はもうずーーーーっとバイオ6をこれでもかという程遊びつくしたと思う。確認したら170時間遊んだらしい。好みが分かれるタイトルだがバイオ6は間違いなく当時の心の支えだった。一番好きなのはジェイク編、苦手なのはクリス編。シリーズ通して一番好きなキャラはエイダ。
あの頃サービス業などの不特定多数の人間と接触する仕事をしていた人たちみんなにお疲れさまと言いたい。


公式が本作の売りのひとつとしてオンライン協力プレイを挙げているが、私は顔も名前も知らない人と一緒に同じゲームで遊ぶことに魅力を感じないから一度もやったことがない。170時間ひとりで遊んでやったぜ!!!
Nintendo SwitchのDLソフトランキング20位以内に常駐してるくらいだから友達とワイワイ遊んだら楽しいんだろうなあ。switchとPS4みたいな異なるハード同士でマッチングできれば私も友達と遊べるのに。
遊び尽くして数年放置しましたが友人が今プレイしていると聞いて久しぶりに遊んだら案の定楽しかったので、10年前に発売され今では色んな人が実況動画をアップしているゲームだけど記念に特に好きなところを記事にまとめておこう。6の問題点なんてネットで探せばいくらでも出てくるんだからそっちを見てくれ。
Z指定ではないゲームの話をするのは初めてです

セレクト画面

遊びたいシナリオを選んだら難易度、操作キャラ、インターネット接続の設定をするこの画面が大好きすぎる。この画面でしばらく放置するとキャラが動いたりポーズが変わるので何ならずっと見てられる。緊張、憂鬱、不安が混じったような顔をしていて誰も楽しそうじゃないのが良い。出勤前の私もこんな感じである。

爽快なアクション

前進か後退の移動しかできなかった過去作と比べて視点をグルグル動かせて前後左右に動けるように。Bボタン+方向キーで緊急回避ができ、巨大なクリーチャーの突進や4以降のバイオお馴染みチェーンソーによる攻撃をも無効にする。大量のゾンビに囲まれてもどうにか切り抜けられるかもしれない。
4では特定のタイミングでないと発生しなかった体術だが6ではいきなり敵に殴りかかれる、これがすごく気持ちよい。敵はもう人ではないゾンビか怪物なので何のためらいもなく蹴飛ばせる。弾がないときはこの体術が大活躍する。
幾度の絶望的な状況から生き延びてきた合衆国の敏腕エージェントであるレオンの回し蹴りは美しく、新米エージェントのシェリーが出す最初の蹴りは他のキャラ達よりワンテンポ遅れているなど体術に各キャラの個性が出てモーションを使い回していないところはもっと褒められていい。ライフとは別のコンバットゲージを消費するので乱用していると蹴りが弱弱しくなる、ダッシュできない等行動が制限されるので注意が必要だ。
タイミングよくボタンを押すとカウンターが発動して相手の武器を奪って反撃し華麗に仕留めるので上手く決まればやはり気持ちよい。リズムゲーム感は否めないが敵を倒して得点を競うマーセナリーズでは高得点で制限時間が延長される技なので感覚を覚え体得しておいて損はない。

自由度の高い戦い方

特定のステージでは敵の殲滅が前提だったり戦う武器も固定されるけど、銃で敵を倒すだけではない6ではプレイヤーによって戦い方は様々。
溜めておいた手榴弾を大人数で固まっている敵に投げまくる、体術とカウンターで弾を消費せずに一掃する、上手いこと誘導して中ボス級の敵の攻撃でザコ敵をなぎ倒してもらう、昔を思い出しながらナイフで地味に追い打ちをかける、どんなに近距離でもライフルだけで戦う、そもそも戦わずに敵を無視して目的地まで走り抜ける…
周回プレイをすると敵が出てくるポイントを覚えるので事前にリモコン爆弾を仕掛けておいて敵が出てきたら爆発させるなんて手もある。この自由さがクセになる。

ステルス要素

特定のチャプターでは「敵に見つからないように行動する」と実績やメダルがもらえる。別に見つかっても倒せばいいし発見されて即ゲームオーバーにはならないけど見つからずに進んだほうが楽。ステルスゲーム好きには完璧にこなしたい。敵に後ろからそっと近づいて体術ボタンを押せば一撃必殺。何でもバカ正直に真正面から突撃してぶつかるだけじゃない塩梅がたまらないね。ジェイク編の雪山洞窟は何度やっても苦手だけど

アクションボタンのオート変更

4から導入されたタイミングに合わせてボタンを押したりスティックをグルグル回すことでドアを開けたり敵の攻撃から逃れたり、大不評のQTEが性懲りもなく6にも登場。制作陣は一体何を考えていたんだ。初見プレイはよほど反射神経が良くなければまず失敗するし、とんだ死に覚え要素である

左:敵に追われる中急いでバルブを回してドアを開けるところ。モタモタしていると敵に追いつかれゲームオーバーになるので全力でスティックを回さないといけない
右:限られた短い時間内に特定のボタンを押して攻撃を回避する。時間切れや押し間違えると即ゲームオーバーになり瞬発力と集中力が求められるのではっきり言って煩わしい。
ちょっと画面から目を離したらYou Are Deadになっていた、難易度を上げると素早いボタン入力が必要でバカ正直にすべて本気でやるとJOYコンのスティックが壊れるなど、いいことが一つもない。私はJOYコンの左右それぞれのスティックを壊し、触ってないのにキャラが勝手に左へ進むようになったので修理に出しました。
4と5ではこのスキップもできずただストレスでしかなかったQTEを6ではオートに変更できる。オートにするとボタンアクションが必要だったところはただのムービーになるので目を離しても安心。

緊張感がなくなりゲームの難易度が下がるのでは?とも思うがゲームの難易度なんかよりJOYコンのスティックの寿命のほうがよほど大事である。オートにできるなら最初からなくてもよかったのではないだろうか。

おわりに

6なんかおススメしやがって貴様どうせ素人だな?と思われたかもしれないが、こう見えて初代のオリジナルもリメイクもジルとクリスでそれぞれクリアしている。1とは違う難しさがある0もクリア済みなので他人からバイオ素人だなんだと文句を言われる筋合いはない。オリジナルの2と3や外伝が未プレイなのはちょっとご堪忍いただきたい。
バイオハザードのように現在進行形で25年以上続いているタイトルがいつまでも固定カメラ・ラジコン操作のゲームシステムで続ける訳にはいかないし、何度も原点回帰に失敗し3回も方向転換しているのだから全てのタイトルがシリーズファン全員に愛されるなんてのは厳しいだろう。私はRE2以降のリメイクも地味に方向転換だと思っている。
サバイバルホラー路線やアクションホラー路線とこれだけ異なるシステムでリリースされてきたのだから、あなたの好みに合うバイオハザードがきっとあるはずだ。新作が好みじゃないからと嘆き昔のタイトルを懐かしんでもどうしようもないのである。それぞれお気に入りのバイオハザードを愛でていこう。
私はアクションが強めでエイダを操作できる4と6が本当に大好きだ。なのでswitchのクラウド版で遊んだRE3では相当苦労した。クラウド版RE2も購入して愛するエイダを是非操作して遊びたいのだが、やはり苦労するのが目に見えている。悩ましいね。

ゲームジャンルは正しくはアクションホラーになるのだろうが、いくら振り返ってもホラー要素を感じるところはないのでアクションゲームと紹介した。ひとりで170時間遊んだ人間なのでもはや感覚が麻痺している自覚はある。グロテスク、気持ち悪さ、ビックリ要素、これらとホラーはすべて別物だと思っているのでホラーゲームとは一体何かよく考えている。