帰ってきたブログ生活(2nd)

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2023年6月第3週-ドラマが面白い-

急に大雨が降ってきて今週も徒歩帰宅は厳しいかなーと諦めそうでしたが、どうにか1日だけ歩いて帰りました。

職場を出る前にポケモンGOで7キロタマゴをセットし帰宅後に確認したら6キロほど歩いたそうです。頑張りました。徒歩帰宅すると疲れてぐっすり眠れるどころか頭が冴えてしまって寝付けないことが分かりました。ちょっと考えものです。

今週は高畑充希ちゃんが可愛いくて初回からずっと視聴し続けてきたドラマ「unknown」が最終回を迎えました。
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※詳しくは書かないけどネタバレはしています※
人間そっくりの見た目をしているけど吸血鬼が自身の正体を隠しながら人間と共存していく。ある日街で吸血鬼のイラストが描かれると、誰かが殺される事件が相次いだ。メディアやSNSでは吸血鬼の仕業だ!と面白おかしく噂され、ジャーナリストの闇原こころ(高畑充希)やその家族は肩身の狭い思いをする。
ドラマではまさかそんな生き物現代にいないでしょうwとツッコミたくなるような「吸血鬼」をモチーフにしているけど、「吸血鬼」の部分を職業、性別、性的指向、人種、障碍…あらゆる属性になりえるものに当てはまると感じた。
人間は憤ることがあるとつい「〇〇ってさー…」と偏見をぶつけがちで、その人個人が見えなくなってその人の属性を主語にして一括りにしがちだ。私も以前は属性を主語にして文句を言うことがあった。
ドラマ上の連続殺人犯は「吸血鬼に両親を殺された、吸血鬼を皆始末してやる」とこころを追い詰め馬乗りになりアイスピックを振りかぶるが、こころとの楽しい思い出がたくさん溢れて、こころのことが大好きで振りかぶった腕を下すことができず号泣してしまうシーンはこちらも涙が出た。人間を個でなく属性で一括りにして判断していたらいつかはしんどくなるし、苦しいだけなのを知っているから。
挙句殺人犯の両親を殺したのは吸血鬼の仕業ではないことを何人も殺めてしまった後に知らされた。ドラマ上の法律がリアルと同じなら殺人犯はもう死刑確実だし、最初からやる必要のない殺人を犯してしまったのだ。殺人犯は街中の吸血鬼を始末するより先に過去の自分が犯した罪に向き合い、周囲の大人が彼を全力でケアしなければいけなかったのに。こころにとって一番の仕事の相棒だった加賀美の人生って何だったのだろうと泣けてしまった。
連続殺人犯である加賀美について報道されると、メディアやSNSでは憶測で好き勝手なことを無責任にぶつけたり、ネットの海に流したりする。ニュースに対して部外者は一切言及してくれるな!というのは難しい、言論の自由ってもんがある。でも報道をそのまま受け取って何でもSNSでつぶやいてしまう行動について、ちゃんと考えなくてはいけないと思った。息子が警察沙汰になるとシングルマザーの生活ぶりがスクープされ、彼氏みたいな人がたくさんいただけでSNS上の部外者からあばずれだと誹謗中傷されたが、吸血鬼で日中の日光が苦手だから仕方なくナイトワークで生活費と養育費を稼いでいただけだったりとかね。
コメディ色が強く和気あいあいとしている影では殺人犯が動き、誰かが殺されていく不穏さが面白くてクセになって最終回までしっかり視聴してしまった。久しぶりに強く記憶に残るドラマだった。

さらに今週の朝ドラらんまんはすごかった。
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※ネタバレしています※
菓子屋の娘である美しきヒロイン寿恵子が由緒正しき家の養子となり実業家の妻になる話が彼女の心は置いてきぼりのまま進んでいった。万太郎は寿恵子の母へ先に挨拶し、ご息女を今すぐにでも迎えに行きたいけど日本初の植物学雑誌を作り終えるまでは寿恵子には会えないと伝えた万太郎は雑誌発行のため石版印刷を印刷所で学び日々徹夜で作業を進める。釣り書きを託された印刷所の大畑さんは仏滅の日に渡したばっかりに破断になったらどうしようと家族全員で悩む。間に合うのか?本当にハラハラした。
らんまんの登場人物はひとりひとり丁寧に描かれている。教授を話の分かるいい人だと思っていたら部下の手柄はみんな自分のものにしてしまう横暴な人で、すぐ怒鳴ってくる分からず屋だと思いきや研究室の教授とは馬が合わず苦しい立場だけど何とか学生たちに寄り添いたい人だったり…人間模様の描き方がリアルだ。私もすっかり助教授派になってしまったよ。
関わった人みんなが味方になってくれる万太郎もすごかったけど、年上の男性相手に物怖じせず自分の言葉で自分の気持ちを話し、心のままに生きていく決意をして走っていった寿恵子の姿はとても美しかった。寿恵子が万太郎とハグするまでにこの環境を整えたすべての皆様に大きな拍手を。誰かひとり欠けていたら事はうまく運ばなかったかもしれないと思わせる説得力のある人物描写よ。

土曜日に1週間総集編を見ると、ところどころカットされていてちょっと悲しかった笑。
21時台の夜ドラが終わると寂しい反面(これからは早く寝れるぞ…)と安堵するけど、朝ドラが楽しみになると自然と早起きの習慣がついてとても健康に良い。気温的にもパッと目が覚める。これが冬になると布団から出るのに時間がかかって最初の数分見逃してしまうのが私の常…。
楽しみにしているテレビドラマがあるってなんか嬉しい。楽しみが増えた。以前は「テレビの前に座っているだけで得られる感動なんて」とテレビドラマ視聴を内心馬鹿にしていた部分もあった。懺悔いたします。ドラマを作るスタッフや演じる俳優さんたちが一丸となって作り上げた作品だもの、そりゃ心を動かされてしまうよ。

感想を書くってのは難しい。分かる・見ている前提で書いてしまっているから未視聴の方からしたら何言ってるのかさっぱり分からないぞ。