-お祝いなのかご機嫌とりなのか-2023年母の日

母の誕生月は4月で誕生日からあまり日数を空けることなく母の日がやってくる。今年の4月に母は節目の年を迎えた。とてもめでたいことだ。
しかし私は母に誕生日プレゼントをあげるか迷っていた。
母の記念すべき日をお祝いしたいのか、ただ機嫌よく過ごしてもらうためのご機嫌とりなのか自分でも分からなかったからだ。このことを誰かに相談したかったけど話せず終いで母の誕生日が過ぎた。変なことを考えすぎだと自分でも思います

母は何かと「男だから」「女だから」と古臭いジェンダー規範を口にするし、テレビに出ている芸能人の容姿を「老けた、太った」などど平気で悪く言う。一時期うんざりしてしまいこんな女から私は産まれたのかと絶望しそうになった。
子どものころは何をするにしても母に叱られ萎縮していたことがあったし、何より私がPMDDで苦しんでいるときに寄り添ってくれず、ちゃんと仕事に行けと一喝されたことは消えない傷として残っている。
もちろん母に支えられたこと、母の存在に助けられたこともたくさんあるのだが、私という人間はどうも嫌な記憶ばかりが強く残ってしまう。私が仕事で何度も体調を崩したその度に心配してくれたし、主婦をしていた母のサポートのおかげで学生時代ほぼ不自由なく過ごせたことを忘れてはいけないと思う。子どもはちゃんと叱らないと何をしでかすか分からないよなとこの年になって思う、子どもいないけどさ
何も親子だからといって子のすべてを理解しろとは思わない。子が大人になり社会で働くようになれば親子というよりひとりの人間同士の関係が強くなる。
4月にちょっとした口論をしてしまったことで嫌気が差してしまい、母には誕生日ケーキを買っただけで終わった。子どもだね～
本当はアイシャドウをプレゼントしたいとずっと思っていたのに4月の時点では心がついてこれなかった。

記念すべき年を大してお祝いしなかったことを後々ずっと後悔しそうだから、1ヶ月経った母の日にプレゼントを用意する決意を固めた。

なぜプレゼントをアイシャドウに決めていたかというと、母は愛用しているちふれの2色アイシャドウの底が見えもはや四隅にしか残っていない状態のものを無理くり使っている。化粧に熱心ではないのでひとつのアイシャドウをずーっと使う人なのだが久しぶりに新品で買ったちふれのアイシャドウのラメ感が減ったと残念がっていた。探りを入れてみるとちふれがお気に入りなのかと思ってたけど別にそんなことはないらしい。

以上の話を踏まえて
・ちふれと同じ2色パレットのアイシャドウ
・それなりにラメが入っているもの
・高価でない5000円以下のもの(デパコスの8000円近くするアイシャドウなんてプレゼントした日には「そのお金で美味しいものが食べたかった」と言われそうだから。私もそう思う)

これらの条件を満たすアイシャドウを探すために百貨店の化粧品コーナーへ足を運んだ。
私も化粧に熱心ではなく使っているものもすべてドラッグストアで買えるプチプラなので百貨店の化粧品コーナーを利用するのは生まれて初めてだ。自分がデパコスの売り場にいるのはふさわしくないような気がして居心地が悪く早く帰りたかった。
CHANEL、Diorと私が一生お世話になれないようなメーカーの売り場をこっそり拝見した。店員さんに話しかけられても困るので商品を眺めているのを感づかれないようにひっそりと動いたので端から見たら怪しい人だっただろうな。

あちこちのお店に顔を出して回った結果選ばれたブランドがコチラでした
アルモニーアイズ｜アイ｜商品情報｜Elégance - エレガンス
エレガンスのアルモニーアイズ01番
公式ページを見てANNA SUIもエレガンスもアルビオンのブランドだったのかと今初めて知った。

2色パレットでお値段も条件にマッチする。最初にアルビオンの店頭売り場を見てこれがいいなと直感で思ったので最初からもう決まっていた。
声をかけてきた店員さんに案内されてカウンター席にて色味を確認すると派手すぎないラメがほどよく入っていたので即決した。条件にピッタリすぎて悩む理由はひとつもない。ついでに新作の化粧水を紹介され手のひらにつけて試させてもらったが、デパコスのカウンター席にいるのが初めてで緊張してしまい変な汗が出てきて早く帰りたかった。

帰宅し夕飯時に母へプレゼントを渡した

めちゃくちゃ喜んでくれた、分かりやすいほどウキウキしてた
ゴールドのパッケージがすごくゴージャスでいいですね。私がほしいくらいだ笑
次の日さっそく使ってくれて、発色や伸び具合が経験したことないほど良いらしい。