帰ってきたブログ生活(2nd)

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牧野記念庭園に行ってきました

※28日の日記です。朝ドラらんまんのネタバレになる感想がありますのでご注意ください。
最寄り駅は西武池袋線大泉学園駅で徒歩15分ほど。

大泉学園駅の南口へ出ると、街灯に飾られた小さなタペストリーや富太郎氏の等身大パネルがあります。あちこちに槙野槙野槙野なので田邊教授にとっては苦しくなるような光景かもしれません。
道中には庭園までの案内板が電柱に張り付けられていて迷うことなく庭園に向かえました。らんまんの黄色くて目立つポスターも道中でいくつか見かけました。朝ドラ効果で来場者が増えたことが伺えます。

入場してすぐの場所にあるスエコサザ

亡くなった壽衛さんのことを想って新種の植物に妻の名前をつけて植物として生き続けさせるなんて素敵ですね。壽衛さんが先に亡くなってしまうのは朝ドラが始まる前に小耳に挟んで知っていたのですが、朝ドラ見てると先に亡くなるなんて嫌すぎて歴史改変してくれないかな。「ふたりで長生きしようね」と夫婦で誓いあった次のシーンで一瞬スエコサザが映ったとき鬼かと思った。

期間限定の催しクイズシート

スエコサザを観察した上でクイズがあって、やってみると自分の草花の観察力のなさに驚きなんかガッカリしました。笑
全部記入して受付に渡すと参加賞がもらえるのですが、ちょうど受付の休憩時間と被ってしまったのでクイズシートは記念に持ち帰りました、素通りしてしまいがちな植物をじっくり観察できて面白かったです、小さいお子さんでも楽しめそうな内容でした。

とにかく緑がたくさん! 癒される!
これはユリノキ

こんなに巨大な樹木は普段の生活でなかなかお目にかかれないので圧巻でした。

リョウメンシダ

まるで造花のような作りだけど本物の植物です。
今までは気にも留めなかったのにらんまんのホウライシダ週を見てから道でシダ植物が目に留まる機会が増えました。「花を咲かせず種も作らないが地上の植物の始祖にして永遠」*1この言葉は強烈に頭に残りました。

庭園で撮ったお気に入りの1枚です。

こういう景色だけを目に入れて生きてたい。
樹木にはそれぞれ名札がついていたのですがこの木だけ名札がなくて何て名前なのか分かりません、ただの紅葉ではないのかな?

庭園は基本野外なので真夏日に行くと案の定暑いのですが、背の高い木々の葉が日陰になり植物による天然の日陰は涼しくて気持ちよかったです。涼って感じ。こんなに涼しいなら街中にもっと木々を植えて日陰を作るべきだと思います。

展示室では標本や植物図譜で描かれた植物画を見られます。
こちらは本日決別の決定打となったムジナモの図面

今朝のことなのでムジナモの図面の周りだけざわざわしていた笑 こんなに素晴らしい図面なのにね…組織で生きるとは難しい…
展示物でらんまんの次週ネタバレを食らったけど、実在した人物をモチーフにしたドラマにネタバレもクソもないしネタバレ嫌ならそもそもゆかりの地に行くなよとなってしまうからね。来週も厳しい展開になりそうです。


お土産として絵はがき5枚セットを3種類売っています。図譜に使われた植物画、らんまんのオープニング映像で使われている植物、あともうひとつは暑くて忘れてしまいました。申し訳ない
らんまんセットもいいけど、筆だけで描かれてるとは思えないほど綺麗な線や質感が美しくて植物画のものを購入しました。

これを手元に置いておけるとはなんて贅沢…誰にも贈らず飾りたいと思います笑

庭園の中は都会の騒がしさやスマホのチェックなんて忘れるほどすごくゆったりした時間が流れていました。写真はスマホで撮影したし植物の詳細が見れるQRコードがあるけどデジタルデトックスになったと思う。
春夏秋冬で見れる植物も景色も変わるだろうから季節が変わった頃に是非また行きたいですね。定休日以外は1年中いつでも開かれているので富太郎氏に「またおいで」と言われてるような気分になりました。桜満開の季節に行ってみたい。らんまんの完結とか放送終了とか嫌すぎて考えたくないけど牧野記念庭園は季節の草花を変えてこれからもずっと開かれている。ありがたやありがたや。

講習室では牧野記念庭園の案内・富太郎氏の生涯の映像のほかにらんまんの東京編ダイジェスト映像が見られます。講習室もらんまん仕様になっていて壁には登場人物のポスターが貼られ、槙野家の人々を演じる役者さん達のサイン色紙が飾られていました。
らんまんが始まる前からこの庭園はずっとあって、丁寧に作られたドラマがきっかけで私含め多くの人が訪れたと思うと今日まで綺麗に庭園が残っていることへ感謝の念に堪えません。
植物の果実、茎、根、葉にあたる野菜や果物を食べて栄養を摂れるのはまず植物学があってこそだと思っているので、研究に励み学問を盛んにしてきた学者たちには頭が上がりません。敬意を持ちたいですね。
完全に仕事関連の私怨なのですが練馬の街にいい思い出がなくあまり近寄りたくないと思っていたのですが、高知出身の富太郎氏が亡くなるまで暮らした街で練馬の街中が富太郎氏を大切にしている光景にとても温かく気持ちになれました。いい思い出のない土地を楽しい思い出で更新していける人生でありたい。

らんまん17週ムジナモ、とんでもないことになってしまった。これ見た後に牧野記念庭園行くの無理じゃない!?って日にちを改めたくなるくらいに強烈だったね。今日にいたるまでの独り言のように書いておきたい。長いしネタバレしてるから一旦伏せますね。