帰ってきたブログ生活(2nd)

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歯医者が嫌い

歯医者に行ってきました。頑張りました。

診察台に横になって口を開くことしかできなくて、何をされてるのかも分からないし、ちょっとでも動いたら器具が違うところに当たってケガしたらどうしよう(したことない)と思うと本当に億劫でしかない。
義務教育で歯科検診を受けてたころ、適当に歯磨きしてたから毎回虫歯が見つかり母のかかりつけの歯医者に連れられて、歯科医がとにかく怖くておっかなくて、歯を削られるのが痛くて毎回泣いて帰っていた。
音も怖いし歯医者の匂いって独特であの匂いをかぐだけで嫌な気持ちになる。

人生で一番ひどいうつで寝込んでいたころ目立つところにできた大きめの虫歯を2年放置したら痛くて仕方なかった。(うつになると歯磨きや入浴みたいな体を清潔に保つための行動が出来なくなる、何でか知らないけどとんでもなくハードルが高く感じてしまう)「ほったらかしても虫歯は勝手に治らないよ!」と開口一番歯科医にこっぴどく叱られた。ごもっともである。
この一件以来私は歯磨きのやり方を改めた。ブラシは硬めを選びツルツルに磨くのが楽しい。終わったら舌先で磨き残しをチェックする。これだけ気を付けてもやっぱり奥歯は磨きにくい。

歯医者嫌いの原因は間違いなくかかりつけの歯科医だ。
治療のプロセスをしっかり説明してくれて、あと何回通院すれば今の治療が終わるかはっきり教えてくれるところは素晴らしい。

なのに母に連れられて通院していたのが大人になりひとりで来るようになると嫌な気分になることが多くなった。
彼氏は?就職は?結婚は?ととにかく干渉してくるのだ。地獄かよ 。その3つは歯の治療と何ら関係ないのに。
就職結婚出産と社会の刷り込みが女の幸せだと信じいてて、そのレールから外れる人生を絶対認めないし許さない感じがとにかく息苦しい。この人が自分の母親じゃなくて本当によかった。
挙げ句の果てには患者の情報を他の患者に喋ったりする。コンプライアンスって知ってるか?
歯科医の「まだ結婚してないの?男いないの?」とでも言いたいかのような隠しきれない圧についに嫌気が差して子どもの頃からかかりつけだった歯医者の診察券を破り捨てた。長い間お世話になりました。
そもそも私がここに行きたいと頼んだわけでもない。ご子息とたまたま同じ学校に進学したからって親戚ヅラされるなんてたまったもんじゃないよ。息子の話されても学校で一度も話したことないから死ぬほどどうでもいいです。

歯医者って全国にコンビニ並みの数であるらしい。自宅から職場までの道中で何件も歯医者を見かける。保険証を自分で持つようになった今、このコンプライアンスおしまいの歯医者にしがみつく理由はない。毎回嫌な気持ちにさせられる病院に行くほど私は暇じゃない。
治療の腕はいいのに余計なことばかり聞いて煙たがられるなんて本当もったいないことをしている。 何か言い返したり、彼氏いたけど死んだとか聞いた相手が気まずくなるような適当なことを言ってはぐらかせればいいんだろうけど、人と争うのは疲れるからもう関わりたくない。こちとら歯の治療に来てるんだぞ。

別の歯医者に通いだして2年が経つ。放置したでかい虫歯を治療して以来、痛みがなくても年1回はどんなに嫌でも必ず歯医者を予約するようにしている。
歯医者の嫌なイメージを払拭するかのような居心地の良い内装に驚き先生も助手さんも受付さんも皆人当たりがよく優しくて感動したのを覚えている。上記の歯医者は全員おっかなくて怖かった。優しいだけじゃ治療はできないけど 。こういう心境のときに人は悪徳宗教につけ込まれるんだろうなあ笑
「虫歯ないですねー!」と助手さんに歯を磨いてもらい夏の麦茶、愛する紅茶とワインでついた茶渋を掃除してもらっただけで終わった。先生にも診てもらったけど「異常はないですよ」と特に治療はされることなく今回は終わった。奥歯が…欠けたんだけどな…餃子で…1年前に…
何もないならいいけど、ここって重症患者が来たらどんな治療するんだろう?と不安になってしまった。情緒不安定すぎる。
ドクターショッピング(医師の治療方針に納得できず自分の納得がいくまで病院を転々としてしまうこと)する人ってこんな気持ちなのかな。

長らく植えつけられた歯医者への不信感が消えなくて困ってる