帰ってきたブログ生活(2nd)

昔→PMDD闘病記 今→書きたいこと何でも書く雑記ブログ

仕事は暇つぶし

今日は月1回のメンタルヘルス受診。話す内容は月初からもう決めていた。会社の悪口である。

先日のブログに書いたことを基本にさらにこと細かく主治医に聞いてもらった。溜まりに溜まったストレスという名の悪玉ガスが人に話を聞いてもらう形でようやく抜けていった。
今日はみんな苦しいのか私含めて診察室に入ったら30分は出てこないような患者ばかりだった。金と時間を使って病院に来てるのだから自分の番が来たら思う存分喋ったらいい。待ったり待たせたりはきっとお互い様だ。

一通りの会社の悪口を吐いたところで主治医は案の定
「そんな会社、もう辞めたら?」
と言った。もう5年もお世話になってるので私がどんな生き方をしてきたか、何がつらいかを大体分かってくれていると思う。
別に職場のことで悩んで夜に眠れなくなるといった症状は出ていないのでまだ大丈夫だ。ただストレスが溜まってお菓子の軽い暴食が止められないのは実感している。てか軽い暴食って一体どっちなんだ?
メンタル関連の医者というのは苦しんでる原因がハッキリしている患者に「もっと頑張れ!諦めるな!」とは恐らく言わない。これ以上無理をして体調が悪化した挙げ句長引いたら大変だからだ。 つらいならその場から離れろと医者が言うのはごもっともである。

数年前の私なら医者にお墨付きをもらえたので「よし!会社辞めるぞ~!!」とその日のうちに退職を申し出たことだろう。人に言われたことに従ってばかりで自分の頭で考えていなかったからだ。
少しは成長した私は「辞めたらいい」と言われたときにふと思った

会社、ひいては仕事に対して私は理想が高すぎるのではないか?

仕事とは自己を成長させ大学の学びを仕事に生かし社会又は国に還元させることで生産性を上げ経済を回s書いてて嫌になっちゃった。
私はずっと接客業をしていたが知りもしない程度の低い客の相手をするのが我慢の限界に達し辞めた。
黙々と進める今の仕事内容はとても気に入っているが、いかんせん会社の社風が全く合わない。その辺を歩く蟻以下の扱いを受けるし納得できないことはたくさんある。しかし自宅から職場へのアクセス、近隣にある図書館やカフェバー、美味しいパン屋など立地は気に入っているのでそれらを手放すのは惜しいとひとりで勝手に板挟み状態になっていた。周りに何もなく立地が悪ければ悩むことなく即退職している。

雇われお勤めするなら仕事内容と職場環境は1日のほとんどを過ごす場所だと考えるととても重要だと思う。でも合わないところがある限り延々と職場も仕事も変えるのは仕事に自分の生活すべてを支配されているようで癪だ。図書館で本を借りる、カフェバーで飲んで喋る、美味しいパンを青空の下で味わって食べる…私にはもっと楽しいことがたくさんあるのだ。

仕事は暇つぶし。これでいいんじゃないかとひらめいた
そういえば前の職場でもポケモンGOをやるついでに仕事に来てるって自分で言ってたわ。

人生は死ぬまでの暇潰しとよく言うが、その理論でいくと仕事なんてさらに暇潰しでしかないだろう。
「同級生はみんな仕事で活躍してるのに、私はこのままでいいのか」と不安になるのは生き方の方向性を自分でちゃんと決めていないからだ。それか社会のこうあるべきという謎の声が自分の中で強すぎるか。誰かと比べたり社会の規範を基準にして物事を決めることほど苦しいものはないと過去に身をもって経験した。
何を大切にして生き何を選ぶか全て私の勝手である。

仕事は暇つぶし、そう思って今日の仕事に取り組んでみるとあら不思議
・暇つぶしで来てるのに重たい荷物を運んでこんなに体を動かせるなんて健康的だな~
・暇をつぶせてしかも給料がもらえるのか!
・でも仕事はちゃんと責任もってやるよ!えーもうこんな時間!?本当に暇つぶしになった!ありがてぇ~!
かつてないほど心が軽くなったのを感じた。やっぱり顔を見て人に悩みを話すのめちゃくちゃ大事じゃん。

これは
社風が合わないが職場の人間関係は苦ではない
明日食べるものがない等生活に困窮していない
と運良く条件が揃っているのが前提としてある。社風も合わない上に人間関係も悪いなら暇つぶしとか言ってないでさっさと逃げている。

仕事は暇つぶしって例えば宝くじで1等が連続10回当たってしまいもう一生懸命働くこともないから本当に暇つぶしで来ているとかならすごいカッコいいのに、私みたいな悪く言えば現実逃避でしかない人間が言うとなんかカッコ悪いな。笑
随分前に誰かがつぶやいた「自分の本業は無職であり副業で仕方なく働いていると思ってないとやってられない」というツイートが忘れられない。一字一句同意する。私は仕事に自分の全てを支配されたくない。
良いところもあれば嫌なところもあるのが職場というもの。
今後もしかしたら我慢の限界に達し暇つぶしと言ってられなくなって辞めてしまうかもしれない。翌月に受診する頃私はどうなっているか分からないが、ただ今までと違う視点で仕事に取り組めるようになって心が軽くなり肩の力が抜けた。今はひとまずそれでいいと思っている。